離乳食の宅配サービス7社を徹底比較│温めるだけで離乳食が完成
- 各サービスの特徴は?
- 宅配離乳食のえらび方を知りたい
- 宅配離乳食のメリット・デメリットは?
- 宅配離乳食の差を一覧表で見たい
こんな悩みを解決します。

この記事を読んでいる方は、そろそろ離乳食を始めようと考えている方だと思います。
仕事や育児をしながら必要な食材を買いに行ったり、慣れない離乳食の調理をするのは想像するだけで疲れますよね。
結論から言うと、買い物をする時間や離乳食を作る時間がとれない人は宅配離乳食の利用がおすすめ。
宅配離乳食がおすすめな理由
- 食材の買い出しや調理が不要
- 温めるだけで離乳食が完成
- 自分で離乳食を作るときの目安になる
- 素材本来の味や風味を体感させられる
この記事では各宅配離乳食の特徴やえらび方、メリット・デメリットをまとめているので、離乳食を始める前の参考にぜひ読んでみてください。
宅配離乳食おすすめ3選
- 離乳食スタートセットで初めてでも安心
- お試しセットあり
- 離乳食・幼児食に使える商品が豊富
- 価格がスーパー並み
- 完全無添加
- 取り扱い食材が豊富
- 宮城県産の食材を使用
- 定期便初回50%OFFで購入可能
- 取り扱い食材が豊富
- 累計販売数100万食突破
- 小児科医監修メニュー
- 不足しがちな栄養素を強化
- カインデスト離乳食のレビューを読む
離乳食を宅配してくれる7社を徹底解説
離乳食を宅配してくれる7社を解説します。
- コープデリ
- パルシステム
- オイシックス
- カインデスト
- ファーストスプーン
- リトルワンズ
- mogcook(モグクック)
【コープデリ】安さと使いやすさはピカイチ




- 全国3,017万世帯が利用
- 離乳食から幼児食まで幅広い品ぞろえ
- スーパー並みの価格
- 冷凍品など加工食品が豊富
- ミールキットが豊富
- おむつなど日用品も購入可能
コープは全国3,017万世帯が利用している生協で、ほぼ全国で利用可能。中でも「コープデリ」は335万世帯が利用する関東エリア最大の生協宅配サービスです。
6,000品目以上の豊富な品揃えと価格の安さが魅力で、スーパーにある大抵のものがそろいますが、離乳食アイテムが充実している点がスーパーとの大きな違いです。
離乳食の初期から使える国産米のお粥や野菜ペースト、完了期以降まで使えるレトルトなどを展開している「きらきらステップ」がコープの大きな特徴の一つです。



離乳食初期から完了期までの商品がそろっているので、赤ちゃんの成長に合わせて利用できます。
妊娠中から利用できる子育て割引もあり、地味に負担になる数百円の手数料が無料になる場合があるので、ぜひ申請して利用してくださいね。
離乳食はラクしたい、豊富な商品数から安いものを選びたい、冷凍食品を多用するつもりという方にコープは向いています。
コープデリにはお試しセットがあり、赤ちゃんが食べてくれるか不安でもワンコインで試すことができます。
名称 | コープデリ |
取り扱い商品 | 生鮮食品・惣菜・ミールキット・冷凍食品・日用品・ベビー用品など |
配送エリア | 東京・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・長野・新潟 |
手数料 | 送料0円〜220円(税込) ※地域により異なる |
入会金 | 500円または1,000円の出資金が必要 ※退会時に全額返金 |
定期便 | なし |
お試しセット | あり |
【パルシステム】種類は少ないもののこだわりの食材を使った離乳食
- 組合員数は171.4万人
- 安全性重視なのに求めやすい価格
- アプリ・レシピサイトが充実
- 「産直」にこだわりあり
- サステナブルに貢献できる
- おむつなど日用品も購入可能
パルシステムは1都11県に展開している宅配サービスでコープとは別の生協。商品数は食品800点、日用品200点とコンパクトにまとまっています。
無添加食品や産直野菜など、安全性に力を入れているにもかかわらず価格がお手頃で、品質と価格のバランスがとれているのが特徴です。
離乳食に特化した「yumyumシリーズ」は国産食材を優先して使い、できるだけ添加物を使わずに製造されています。
裏ごし野菜はもちろん、子どもが食べやすいように工夫された肉や魚もあり、調理の手間がかかりません。
コープ同様パルシステムでもおむつなどの日用品も一緒に注文できるので、一度に子ども関係の買い物が済ませられます。



離乳食専用カタログやアプリがあり、使いやすさも◎
関東周辺でしか利用できない点が限定である点が惜しいですが、無添加離乳食を手軽に使いたい、家族でちょっと上質なものを食べたい方に向いています。
名称 | パルシステム |
取り扱い商品 | 生鮮食品・惣菜・ミールキット・冷凍食品・日用品・ベビー用品など |
配送エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・福島・山梨・静岡・長野・新潟 |
手数料 | 送料0円〜270円(税込) ※地域により異なる |
入会金 | 1,000円〜の出資金が必要 ※退会時に全額返金 |
定期便 | なし |
お試しセット | あり |
【オイシックス】ミールキットとの併用で親子でラクラク食事準備


- 会員数は67万人
- 国の基準よりも厳しい品質管理
- バイヤーこだわりの食材が豊富
- 離乳食の定期便があり買い忘れが防げる
- 子ども向けミールキットも多数
- 厳選された有機野菜が代名詞
オイシックスは67万人が利用する国内最大規模の食材宅配サービスで、こだわりの有機野菜をメインに販売していますが、こだわりが強いぶん全体的な価格はスーパーよりも1〜2割増とやや高め。
契約農家と直接契約し仕入れた野菜はかなり味が良く評判も高いのですが、全体的な量は少なく、質はほどほどで量をたくさん欲しい!という家庭には向いていません。
とはいえ、離乳食にもオイシックスが厳選した野菜が使われており、おいしさと安全性は折り紙つき。
筆者も野菜ペーストを味見しましたが、野菜本来の甘さがギュッと凝縮されており、非常においしいと感じました。



我が子もオイシックスの野菜ペーストはあっという間に完食しました。
離乳食には定期配送があり、登録しておけば毎週買い物かごにいれなくても自動的に配達されるサービスがあるので、買い忘れの心配がありません。
名称 | オイシックス |
取り扱い商品 | 生鮮食品・惣菜・ミールキット・冷凍食品など |
配送エリア | 全国 |
手数料 | 送料0円〜1,800円(税込) ※地域などにより異なる |
入会金 | なし |
定期便 | あり |
お試しセット | ※離乳食のお試しではない | あり
【カインデスト】種類の豊富さNo.1


- 小児科医・管理栄養士・シェフ監修
- 国産有機野菜を積極的に使用
- 添加物は必要最低限
- 離乳食から幼児食まで展開
- 品質管理にも注力
カインデストは累計販売数100万食(2021年9月時点)を突破した離乳食・幼児食専門の宅配サービスです。
小児科医監修のうえ、契約農家の有機野菜を使用した離乳食は調味料・保存料・添加物を極力使わず作られており、安心して赤ちゃんに食べさせられます。
離乳食の野菜ペーストでは珍しいごぼうやズッキーニなどがあり、食べられる食材の数を増やしたいときはカインデストに頼ると良いでしょう。
1パック約750円と価格は高いですが、品質と味は確かなので、まずはお試しセットを利してみることをおすすめします。



お試しから始めると継続して割引特典が受けられるよ。
名称 | カインデスト |
取り扱い商品 | 離乳食・幼児食・スイーツ |
配送エリア | 全国 |
手数料 | 送料253円〜2,816円(税込) ※地域、配達方法より異なる |
入会金 | なし |
定期便 | あり |
お試しセット | なし |
【ファーストスプーン】完全無添加&国産食材




- 宮城県産のこだわり食材使用
- 育児経験豊富なママたちが監修
- 学校給食並みの衛生管理
ファーストスプーンは宮城県産のお米と新鮮な野菜にこだわった離乳食宅配サービスで、添加物は一切使わず、食材本来の味や色を活かした離乳食を販売しています。
初めての離乳食セットに入っている「こんぶだし」と「かつおだし」は赤ちゃんの食べやすい濃度にもかかわらず、素材本来の風味がしっかりとありました。
また、ファーストスプーンは運営会社が給食・介護食を製造しているので、徹底した衛生管理のもと作られており安心して赤ちゃんに与えることができます。
名称 | ファーストスプーン |
取り扱い商品 | 離乳食 |
配送エリア | 全国 |
送料 | 全国一律880円 |
入会金 | なし |
定期便 | あり |
お試しセット | あり |
【リトルワンズ】完全無添加&国産有機食材


- 累計販売数180万食突破
- 厳選された国産有機野菜や天然食材を使用
- 完全無添加
- メニューは管理栄養士監修
リトルワンズの商品は専属の管理栄養士監修のもと、現役ママ目線で作った子供向けの無添加の離乳食・幼児食。
厳選された国産の有機野菜や天然食材などを使用し、食品添加物は一切使用せず、1つ1つ丁寧に手作りされています。
1パックの内容量が多く、離乳食始めたての赤ちゃんには食べきれないので口をつけていないものは冷凍保存し早めに使うなど工夫が必要です。
名称 | ファーストスプーン |
取り扱い商品 | 離乳食 |
配送エリア | 全国 |
送料 | 全国一律880円 |
入会金 | なし |
定期便 | あり |
お試しセット | あり |
【mogcook(モグクック)】魚に特化した離乳食
- 魚に特化
- 季節ごとの旬の魚が届く
- 管理栄養士が離乳食に適した魚を選定
mogcookは魚に特化した離乳食・幼児食の宅配サービスで、三重県で水揚げされた旬の魚が10gずつのパウチになって届きます。
皮を付けたまま加熱した魚は、赤ちゃんの頃からとっておきたいDHAやEPAが豊富に含まれています。
10gずつのかたまりなので、子どもに合った状態にほぐしたりする必要はあるのが手間ですが、管理栄養士が厳選した新鮮でおいしい魚を食べさせることができます。
名称 | mogcook |
取り扱い商品 | 離乳食・幼児食・調味料など |
配送エリア | 全国 |
送料 | 385円〜1,584円 ※地域、配達方法により異なる |
入会金 | なし |
定期便 | あり |
お試しセット | あり |
宅配離乳食をえらぶポイント6つ
宅配離乳食をえらぶポイントは以下の6つです。
生活スタイルに合うか
生活スタイルに合うかどうかは非常に重要です。
- 居住地が配送エリア内か
- 定期配送か都度配送か
- おむつやミルクなど他のものも頼めるか
継続できる価格か
継続できる価格かどうかも重要です。
せっかく宅配離乳食を使い始めても高くて辞めてしまっては、サービスを活かしきれないことになります。
事前に価格帯を確認して、家計にあった宅配離乳食を選びましょう。
安全性・アレルギー対応がしっかりしているか
赤ちゃんが口にする初めての食べ物なので、安全性には十分に注意したいですよね。
以下の点に注目すると安全性の高い離乳食が手に入ります。
- 国産食材が使用されているか
- 乳幼児規格適用食品かどうか
- 国際認証を得ている工場で作られているか
商品パッケージやホームページを確認すると記載があるので、確認してみてください。
赤ちゃんの成長に合った商品があるか
離乳食は赤ちゃんの成長具合に応じて食材の形が段階的に変わります。
継続して利用できるよう、離乳食初期から離乳食完了期、さらに幼児食まで揃っているサービスを選べば、形態が変わるたびに各メーカーを比較検討する手間がなくてすみます。
離乳食のお試しができるか
赤ちゃんは食に関して繊細なので、せっかく買ったのに全く食べないこともよくあります。
また、親としてもホームページ上の画像を見ているだけでは商品の量、形、味などをイメージしきれず「想像と違った結果、使わなかった」ということになりかねません。
上記のような理由から、まずはお試しで実物の商品を確認し赤ちゃんに与えてみることをおすすめします。
登録・解約がカンタンか
サービス利用する前に確認しておきたいのが、登録・解約・停止などがカンタンかどうか。
利用開始すぐは定期配送で申し込んでも、赤ちゃんの食べ具合や体調不良などで思ったよりも消費が少なく、在庫がたまってしまうことはよくあります。
登録はどのサービスもカンタンにできますが、一時停止や解約が面倒なサービスは避けたいと思いますので以下にまとめます。
宅配離乳食のデメリット4つ
宅配離乳食のデメリットは以下の4つです。
手作りよりお金がかかる
宅配離乳食は手作りよりもお金がかかります。
- 原材料にこだわっている
- 衛生管理がしっかりしている
- 送料が高い
宅配離乳食の多くは使用する食材にこだわっており、国産食材を中心に作られているので価格が上がるうえ、品質管理を徹底するための設備に投資している分が商品価格に上乗せされています。
また、宅配離乳食は冷凍で配送されるものがほとんど。冷凍配送は通常配送よりも料金が高くなるので、一食あたりの価格があがってしまいます。
実際の商品を見て選べない
宅配離乳食は実物の商品を見て選べないのが難点。
カタログやホームページ上の画像を見ながら選ぶことになるので、「思ったのと違う」となることがあります。
メーカーによってはお試しセットも販売されているので、事前に試してみると「こんなはずじゃなかった」を防げます。
届くまで時間がかかる
宅配は注文してから届くまでに時間がかかるので、「すぐ使いたい!」場合には不向きです。
カインデストやファーストスプーン、オイシックスなら3〜5営業日内、コープやパルシステムは未加入の場合1〜2週間かかります。
冷凍庫を圧迫する
ただでさえ冷凍食品が多くなりがちな子育て家庭の冷凍庫ですが、離乳食も入れるとなると冷凍庫はパンパン。
真空パウチタイプの離乳食を販売しているオイシックスやファーストスプーンは比較的場所を取りませんが、キューブタイプの離乳食がメインのコープやパルシステムは場所を取ります。
一方、価格は高いもののカインデストやリトルワンズは常温保存タイプの離乳食なので冷凍庫で保管する必要がありません。
宅配離乳食のメリット4つ
宅配離乳食のメリットは以下の4つです。
離乳食作りにかかる時間を大幅に減らせる
宅配離乳食は温めるだけ(または常温)なので、離乳食作りにかかる時間を大幅に減らせます。



筆者の離乳食調理にかけた時間をおおよそですが記載します。
7〜8ヶ月頃の離乳食作成にかかる時間
買い物 | 30分 |
下ごしらえ | 10分 |
調理 | 25分 |
片付け | 10分 |
合計 | 75分 |
一回に約1週間分の離乳食を作るとすると月に4回、計75分×4回=300分を使うことになります。



調理時間は作るものによって変わるので、さらに時間がかかる場合もあります。
子育てをしていると時間がいくらあっても足りないので、300分かかる離乳食準備を購入ボタンを押す1分に短縮できるとありがたいですよね。
衛生管理が徹底されている
免疫力の低い赤ちゃんにはできるだけ消毒をした調理器具などを使いたいですが、家庭では限度がありますよね。
家で作る離乳食と比べ、宅配離乳食などの既製品は衛生管理がしっかりされているので安心です。
本記事で紹介している離乳食メーカーはそれぞれ独自の安全基準に基づいて品質管理をしています。
手作りしづらい食材に手を出しやすい
宅配離乳食を使うと、手作りしづらい食材も気楽に赤ちゃんに食べさせられます。
とくにカインデストは手作りでは扱いづらいブロッコリーやズッキーニ、枝豆などの野菜が離乳食になっており保育園の食材チェック表を埋めるのにかなり役立ちます。
さらにカインデストは赤ちゃんが食べやすいよう調理するのが難しい肉類も鶏、豚、牛とバリエーションが多いのでおすすめ。
手作りで手が出しづらい食材は宅配離乳食で解決するのが賢い使い方です。
赤ちゃんに色々な味を体験させてあげられる
宅配離乳食を使えば自分で作る手間がなく、色々な食材を赤ちゃんに食べさせてあげることができます。
筆者が実際に複数のメーカーの商品を味見してみたところ、同じ「かぼちゃ」でも甘みや粘度などに違いがありました。
違う食材はもちろん、同じ食材でも差があるので様々な離乳食を使えば赤ちゃんの味覚を刺激する機会を増やすことができます。