スリコのおしゃぶりホルダーを見たことはありますか?
木製アイテム特有の優しい雰囲気で、スリコファンの育児中ママなら欲しくなってしまう可愛さ。
しかし、現在発売されているスリコのおしゃぶりホルダーは木製のボールを数珠状につなぎ合わせたもので、ひもが切れた場合に子どもがボールを誤飲する可能性があります。
普段からスリコ製品を愛用している筆者ですが、可愛いとはいえ赤ちゃんに危険が及ぶ可能性のあるおしゃぶりホルダーに関して、悲しい事故が起きてほしくないので注意喚起として記事に書かせていただきます。
スリコおしゃぶりホルダーはどんなもの?





スリコのおしゃぶりホルダーは画像のように綿のひもに木製ボールが通っており、端は金属のクリップで服やベビーカーなどに留められるようになっています。
ひもの部分におしゃぶりや歯固め・おもちゃなど落としやすいベビーアイテムを取り付ければOK。
天然木の優しい雰囲気が人気でSNSなどで話題になっています。
とはいえ、木製のボールは赤ちゃんが口に入れてしまったとき誤飲してしまうサイズなので、何も考えず「可愛い」という理由だけで使用するのは危険です。

以下で解説します。
スリコおしゃぶりホルダーは赤ちゃんが誤飲する危険がある
スリコのおしゃぶりホルダーは、ひもが切れた場合赤ちゃんが木製ボールを飲み込んでしまう可能性があります。
おしゃぶりホルダーのリスク3つ
- 赤ちゃんは直径39mm以下なら飲み込んでしまう
- 木製ボールの直径20~25mm
- ひもが切れる可能性あり
赤ちゃんは直径39mm以下なら飲み込んでしまう


子どもの口の大きさは3歳児で直径39mm。
39mmより小さいものは子どもの口の中に入ってしまうので、誤って飲み込むと窒息の原因になります。
特に赤ちゃんは手当り次第に口にモノを入れるので、身の回りのものに十分注意しなければなりません。



上の子がいると細かいパーツのおもちゃが床に落ちていることも多いので、気を付けて下さい。
また、上記画像のように母子手帳の中に子どもの誤飲を注意喚起する項目があります。
直径39mmはどれくらいの大きさなのか実際に確かめたり、誤飲してしまったときの対処法が書かれているので確認してみてください。
木製ボールの直径20~25mm


木製ボールの直径は20〜25mmで赤ちゃんが飲み込んでしまう大きさです。
中心にひもを通すための穴が開いているとはいえ、ボールの向きによっては軌道を防いでしまうので、危険なことには変わりありません。
ひもが切れる可能性あり
木製ボールを通しているひもは3〜4mm太さの綿ひもです。


一見、耐久性がありそうに見えますが、強くより合わせたひもではないので日々使用しているうちに切れてしまう可能性があります。
赤ちゃんは予想外の力で引っ張ったり、意識せずにひもをねじったりするので、ひもに負荷がかかり切れる原因となってしまうのです。
パッケージ裏の注意事項について


注意事項に「お子様が口に入れて遊ばないよう」と記載がありますが、基本的におしゃぶりをする月齢の子は何でも口にいれる時期なので、おしゃぶりホルダーも口に入れると予想できます。



歯固めのように噛んでしまうことも考えられますよね。
また、「強い力で引っ張らないでください」との記載もありますが、乳幼児は「千切れたら危ないから優しく引っ張ろう」なんてことは考えられないので、力の限り引っ張るでしょう。
要するに、破損する恐れがあり、なおかつパーツを誤飲する可能性のある要注意アイテムと言えます。
親も四六時中子どものことを見ていられるわけではないので、少しでも危ないと感じた育児アイテムは使用しないのがリスクを減らすポイントです。
スリコで注意したい赤ちゃんグッズを紹介
スリコでは安くて可愛い育児アイテムが多く販売されていますが、赤ちゃん用としては安全性に疑問が残る商品もあります。






ブランケットクリップは今回紹介したおしゃぶりホルダーと同じ作りで、誤飲の危険性があるボールを数珠つなぎにしたタイプ。
また、赤ちゃんがベッドの柵にぶつかるのを防ぐクッションは窒息事故が起こる危険があります。
消費者庁のホームページでも事故事例などが掲載されているのでチェックしてみてください。
赤ちゃんのいる空間を可愛く飾り付けたい、赤ちゃんをケガから守りたいという気持ちは分かりますが、逆に死亡事故につながる重大なアクシデントが起きてしまう原因にもなりかねないので、使用しないのが一番の安全策です。
赤ちゃんが使って安全なおしゃぶりホルダー3選
赤ちゃんに安心して使えるおしゃぶりホルダーを紹介します。
ここで紹介するおしゃぶりホルダーはひもが切れて誤飲する心配が少ないものです。
- BooginHead|おしゃぶりホルダー
- NUK | NUK おしゃぶりホルダー
- タックマミー|おしゃぶりホルダー シンプルタイプ
BooginHead|おしゃぶりホルダー
アメリカ発のおしゃぶりホルダーなので、カラフルでポップなデザイン。
フック部分は金属製で外れにくい一方、衣服に触れる部分はプラスチック製なので大事な服を傷つける心配はありません。
海外メーカーのおしゃぶりにも対応しているので、合う合わないを気にせず使うことができます。


NUK | NUK おしゃぶりホルダー
NUKは小児科医・歯科医推奨のドイツ発のおしゃぶり。



歯並びにも影響が少ないと評判なので、我が家の子どもたちもNUKを愛用していました。
NUKのおしゃぶりホルダーはプラスチック製でよだれが染み込まず、サッと洗えて清潔に保てます。
取り付けもワンタッチ開閉式のフックで簡単ですよ。


タックマミー|おしゃぶりホルダー シンプルタイプ
アクリル&プラスチック製なので金属アレルギーの心配がないおしゃぶりホルダー。
日本製で約10,000回の脱着にも耐えられる強度のホックで、何度も使いやすい仕様になっています。


スリコおしゃぶりストラップは危険!まとめ
スリコのおしゃぶりホルダーは万が一の場合、誤飲の危険性があるため使用を控えたほうが良いと筆者は考えます。



とはいえ、見た目は可愛くどうしても使いたくなる気持ちも分かります。
おしゃぶりやおもちゃのホルダーとしては使いづらいですが、例えばパーツを取り外してモビールなどに転用にしても可愛いのではないでしょうか。(もちろん赤ちゃんの手の届かない場所に飾ってください)
可愛いアイテムを多数販売しているスリコですが、赤ちゃんに悲しい事故が起こらないよう取捨選択して利用していきましょう。
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