- おくるみの巻き方が分からない
- 新生児でも使えるの?
- 赤ちゃんが寝るって本当?
こんな疑問に答えます。
出産祝いなどで『おくるみ』をもらっても、巻き方が分からず持て余している方もいるのではないでしょうか。
おくるみで巻くことで赤ちゃんは、ママのお腹の中にいたときのような安心感に包まれ眠りやすくなります。
この記事ではおくるみの巻き方を画像付きで解説しているので、巻き方に悩んでいる方は参考にしてみてください。
おくるみの巻き方を解説
ではさっそくおくるみの巻き方を解説していきます。
- 基本巻き
- おひなまき
- 半ぐるみ
『基本巻き』はおくるみを三角形に折ってから包むため、月齢の低い赤ちゃんにおすすめ。
一方『おひなまき』は布を広げて包むため、少し大きくなった赤ちゃんでも包みやすいです。
どちらでも、ご自身が巻きやすい巻き方でチャレンジしてみてください。
覚えておきたい『基本巻き』
生まれてすぐの赤ちゃんから巻ける「基本巻き」です。
首が座っていない赤ちゃんでも抱きやすくなり、身体の負担も少なくなります。
手を動かせないように巻くのがポイント。
おくるみを三角形に折る
おくるみをひし形に広げ、下に向かって山折りにし、おくるみの端を合わせて三角形におります。
タグは右端にくるようにすると赤ちゃんの邪魔になりません。
- おくるみを二重にすると厚みができ、赤ちゃんの小さな体が包みやすくなる。
- おくるみを二重にすることで保温効果が高まる。
- 赤ちゃんの身体の大きさに合わせて三角の面積が広くなるように折る。
赤ちゃんは肌着1枚程度でOK。しっかり着込んでいると暑くて逆に寝付けなくなります。
赤ちゃんをおくるみの上に寝かせる
おくるみの山折りラインに赤ちゃんの耳上がくるように、おくるみの中央に寝かせます。
赤ちゃんの首がおくるみにしっかりと包むと赤ちゃんに安心感を与えます。
赤ちゃんの右半身を巻く
右手で赤ちゃんの右腕を肘を曲げた状態で優しく固定します。
左手でおくるみの端から20~30cmの場所を持ち、左斜め上に少し引っ張りながら、赤ちゃんの左半身に向かっておくるみを持っていきます。
足元を巻く
左手は赤ちゃんの身体に添えたまま、もう一方の手で足元のおくるみの端を持ち上げたら、おくるみの端を首元に差し入れます。
おくるみが届かないときは首元まで無理に引っ張る必要はなく、おくるみが届く場所で始末します。
赤ちゃんの足は自然な形を保ったまま、自由に動かせるように余裕をもたせて包むようにしましょう。
股関節に負担がかかっていないか注意します。
赤ちゃんの左半身を巻く
右側と同じように左側も巻きます。
おくるみの上から触ってみて赤ちゃんの肘が自然な形で曲がっているかを確認しましょう。
巻き終わったおくるみの端を始末する
包んだ布の端を赤ちゃんの右半身から身体の下へと差し入れ、背中を通します。
最後に足元からほどけないよう、おくるみの端を入れ込みます。
これで完成です。
首元がおくるみでしっかりと包めると保温効果が高まり、理想的です。
寝ない赤ちゃんには安眠効果の高い「おひなまき」
基本巻きと同じ、生後間もなくからできる「おひなまき」は赤ちゃんが寝ないときに試したい巻き方。
早速、巻き方を解説していきます。
赤ちゃんをおくるみの上に寝かせる
おくるみを正方形に広げ、赤ちゃんを中心に寝かせます。
おくるみの辺に赤ちゃんの耳がくる位置が巻きやすいです。
赤ちゃんの右半身を巻く
赤ちゃんの右手を優しく固定し、おくるみを斜め右下に引きながら赤ちゃんの右半身を包みます。
おくるみの端は赤ちゃんの身体の下に差し入れます。
赤ちゃんの左半身を巻く
赤ちゃんの左手を固定し、右半身と同じように左半身を包みます。
赤ちゃんを包むとき、常に手を添えておくと大人の手の暖かさを感じて赤ちゃんが不安になりません。
足元のおくるみを始末する
足元のおくるみを始末します。
きれいに包むには赤ちゃんの上半身を巻き終えたら写真のようにおくるみを自然に伸ばします。
向かって左側のおくるみの端を対角の肩に持っていき、背中に差し入れます。
軽く差し入れる程度で問題ありません。
向かって右側のおくるみをならします。
右半身と同じようにおくるみを対角の肩に持っていき、背中に差し入れます。
おひなまきの完成です。
基本巻きよりも手がしっかりとおくるみに包まれるのでモロー反射が防ぎやすく、赤ちゃんの眠りも安定します。
動いて包みづらい赤ちゃんには『半ぐるみ』
好奇心旺盛で動きが活発になってきた生後3~4ヶ月過ぎの赤ちゃんはおくるみを嫌がることも。
物を掴み始める時期でもあるので、手を自由に使える「半ぐるみ」で巻いてあげましょう。
『半ぐるみ』は赤ちゃんを寝かせるために巻くというよりは、足が冷えないようにブランケットをかける感覚に近いと思います。
『基本巻き』と同じようにおくるみをひし形に広げ、下に向かって山折りにし、おくるみの端を合わせて三角形におります。
脇の下におくるみのラインを合わせ、赤ちゃんを寝かせます。
赤ちゃんの脇の下におくるみを通し、布の端を差し入れます。
足元のおくるみを向かって右肩に持っていき、背中に差し入れます。
赤ちゃんの足に無理な力が掛からないよう包みます。
赤ちゃんの左半身を巻きます。
おくるみの端は背中に回せば完成です。
おくるみで巻ける月齢は?新生児から使える?
結論から言うと、産まれたその日からおくるみで包めます。
おくるみ巻きを始める月齢が低ければ低いほど、赤ちゃんが寝付くまでスムーズになります。
赤ちゃんが産まれたらたくさんおくるみで巻いてあげましょう。
生後3~4ヶ月頃を過ぎると新生児特有のモロー反射※1が減るので、おくるみで包む機会は少なくなります。
赤ちゃんが包まれて嫌がったり抜け出すようなら、おくるみの卒業時期に差し掛かっているので無理に包む必要はありません。
おくるみ巻きでよくある疑問
おくるみを巻いたときによくある質問をまとめました。
おくるみで包むと赤ちゃんが寝るのはなぜ?
おくるみで包むと赤ちゃんが寝るのは、ママの子宮の中にいるのと同じような状態だからです。
おくるみで包んだ状態で背中を丸く保てる『ドーナツベッド』を作ってあげると、より眠りやすい環境を作れます。
おくるみは何枚あればいいの?
おくるみは1枚あれば十分です。
ただ、吐き戻しが多かったり、バッグの中に常備しておきたい場合は2~3枚持っていても便利です。
おくるみを巻いても泣き止みません。
おくるみを巻いても泣き止まないときは、以下の点を見直してみましょう。
- 空腹
- 排泄
- 温度、湿度
何をやっても泣き止まない場合は、赤ちゃんの過ごしやすい環境で泣かせておくという手もあります。
おくるみを巻いても寝ません。
包み方が緩いとママのお腹の中を再現しきれず赤ちゃんが寝付きにくくなります。
足は自由に動かせるようにしておき、腕をしっかりめに包んであげると良いでしょう。
おくるみを巻くと暴れます。
赤ちゃんを落ち着けるために、手は胸に引きつけて巻きます。
また、首がおくるみでしっかりと覆われているか確認してみましょう。
首元がおくるみで巻かれていることで赤ちゃんは安心します。
くために、手を胸に引きつけて固定します。また、首がおくるみで覆われているかを確認してみましょう。
生後5~6ヶ月になると動きが活発になり、暴れることが多くなります。
赤ちゃんが動いて包みづらいです。どうしたら良い?
新生児の赤ちゃんでも意外に動きます。
慣れるまでは人形で練習してみてください。
おくるみの巻き方まとめ
おくるみはできれば新生児の頃から巻いてあげると赤ちゃんも自然に受け入れて、暴れることなく巻けます。
徐々に寝付きが悪くなって、おくるみの力を借りたいと感じたら以下の3つの巻き方のうち、赤ちゃんに合った巻き方をしてみてください。
- 基本巻き
- おひなまき
- 半ぐるみ
今回使用したおくるみは『エイデンアンドアネイ』のおくるみです。
以下の記事で人気の柄を紹介しているので、参考にしてみてください。