この記事では図書館で借りた絵本が破れてしまったときの対応について書いています。







こんな悩みを解決します。
この記事でわかること
- 図書館の絵本が破れたときの対応
- 図書館の絵本を弁償するケース
図書館の絵本が破れたときの対応は?
図書館の絵本を破ってしまったら、どう対応すればいいのでしょうか?
結論
自分では直すのは厳禁!図書館へ破れた部分と一緒に持っていく!
順を追って解説していきます。
本が破れたらセロテープで貼って直す?






図書館の絵本を破ってしまったら、セロテープを貼って直そうとするのはNG。
セロテープは劣化すると黄色く変色し、本自体の劣化を早めてしまいます。
図書館では絵本の修復に専用のテープや糊を使って、長く読めるようにメンテナンスをしているんです。
セロテープで勝手に修復してしまうと、わざわざ剥がし液を使って丁寧にセロテープを剥がさなくてはいけないので、司書さんの手間が増えてしまうんですよ。



本自体の品質を守って長く使えるようにするためにも、勝手にセロテープで直さないようにしましょう。
絵本を持って図書館へ行く
気は重いですが、電話で事前に本が破れたことを図書館に伝えましょう。
そのとき、司書さんから「破った部分と一緒に持ってくるように」言われるはずです。
返却期日前に破片をなくさないように絵本と一緒に図書館へ持っていきましょう。



司書さんの指示をうける
司書さんに絵本の状態を見せて指示をうけます。
修復できる状態なら、絵本と破片を返却して終了。
弁償する必要があるなら、同じ絵本を購入してくださいと言われます。
そのとき、聞いておいた方が良いのが
- 新品である必要があるか
- 手に入らない場合はどうするか
の2点。
図書館によっては中古の絵本でも問題ないと言われる場合があります。
絶版になっている本だったりすると、代替え本のタイトルを聞く必要がありますよね。
(必要なら)代替え本を持っていく
弁償する必要があった場合は、購入した本を速やかに持っていきましょう。
なんで弁償しなきゃいけないの?と思うかもしれませんが、公立図書館の本は公費で購入した備品です。



図書館の絵本を弁償するケースは?
自分がやってしまったこととは言え、できることなら図書館の本でも弁償したくないですよね。
一体、図書館で借りた本がどうなってしまうと弁償することになるのでしょうか。
一例ですが紹介します。
弁償になる基準
弁償になる基準の一例を記載します。
弁償になる基準(一例)
- 波打ち、歪み、形状が変わった
- カビが生えている
- 濡れて乾いたあとページがくっついた
- お茶、コーヒーなどをこぼしてシミができた
- 血液、食べこぼし、ペットの糞尿などがついて衛生的に問題がある
- 汚れが絵や本文にかかっている
- クレヨン、マーカー、ボールペン、済など消すことが困難な落書きをした
- 絵本の場合、破れたページが絵にかかっている
などです。
本を読むのに支障をきたす、汚れやしわ、折れなどをつけてしまうと弁償になる可能性が大きくなります。
自分が借りる側だとして、読みづらかったりするのはもちろん、血液や食べこぼしがついていたら気持ち悪いですよね。
後に読む人のことを考えると、これらの汚損は弁償して当然と言ってもよいのではないでしょうか。



絵本を弁償することになった例
参考に、不注意で子どもが図書館の絵本を破ってしまった人の例を紹介します。
市立図書館についてですが、先日市立図書館にて絵本を借りまして、赤ちゃんに絵本を読んでますと、赤ちゃんがあやまって、やぶいてしまいました。
そこで図書館へ返却する際にあやまって破ったと告げると自費でかつ同じ本を新しく購入してくるよう言われました。
こちらの不手際ではあるのですが、こちらとしてはまさか自費で新品を買う羽目になるとは思ってもみませんでした。
引用元:浦添市 市へのご意見公開
子どもが借りた本を1ページの半分を破ってしまったことがありました。
もちろんこちらの不注意で大変申し訳ないと思っております。
そのことを受付で申告したところ破損届けを出して、弁償してくださいと言われました。
今まで住んでいた市では、一度姪が一歳のときに破いてしまったことがありましたが、司書の方が幼児書は破っても読めないほどでなければ問題ない、こちらで補修するので心配しないで、それよりもっとたくさん読ませてあげてくださいと言っていただいたそうです。
公開日 2020年11月20日
最終更新日 2020年11月20日引用元:浦添市 市へのご意見公開
わざとでないとは言え、不注意で借りた本を破ってしまった結果、弁償をすることになったようです。
この意見に対しての市はこのような回答をしていました。
図書館の本のお取り扱いについてですが、公立図書館の本は市の予算で購入した市の備品であり、市民共有の財産でございます。
借りた本を返却する際には「借りたときの状態でお返しいただく」ことを原則としております。
これは、次の利用者の方へ少しでも長く保存状態を良好に保ち、ご利用していただきたいという点からもご協力をお願いしております。
その為、当館では、図書館の本を汚損・破損した場合は弁償をお願いすることもある、ということをカードを作成する際に、ご説明しております。
公開日 2020年11月20日
最終更新日 2020年11月20日引用元:浦添市 市へのご意見公開
公立図書館の本は市の予算で購入した市の備品であり、市民共有の財産ということはどの図書館にも共通しています。



弁償を免れるのはどんなとき?
弁償になる基準の例のような場合は代替えの本を用意することがほとんど。
ですが、以下の場合は弁償を免れます。
- 自然災害
- 火災
- 盗難
図書館によって対応は異なりますが、自然災害は罹災証明を持っていけば弁償せずに済みます。
火災や盗難も本人の責任ではないので免除されるでしょう。
まとめ:図書館の絵本を破ってしまったら速やかに申告し、指示をうける
図書館の絵本を破ってしまったときの対応をまとめます。
図書館の絵本を破ってしまったら?
速やかに図書館へ連絡する
破れた部分を持って図書館へ行く
司書さんの確認をうけ、指示に従う
(場合によっては弁償)
このとき、やってはいけないのが自分で直すこと。
理由
セロテープで直してしまうと本の劣化が早まるから
そして、セロテープ修復のデメリットは以下の3点。
- 時間が経つと経年劣化する
- 司書さんの手間が増える
- 弁償になる可能性がある
良かれと思ってやったことで逆に弁償するはめににならないよう、自分で直すことは避けましょう。
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