


こんにちは、すみれ(@kymo18an20)です。
子育てって休日はもちろん休憩時間もないので、自分の限界が知らない間にきていたりします。
子ども2人の面倒を見ていると「やってあげたくてもできない」要求をされたりして、いっぱいいいっぱいになることもしばしば。
そのときに、話がある程度通じる上の子に対して当たってしまうことがあります。
怒鳴るなんて人生で1度もなかったのに、子どもに対してだけ怒鳴ってしまう。
子どもに対して申し訳なくて、怒鳴る行為を繰り返さないために市の子ども支援課に電話した話です。
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電話相談した結果
電話相談した結果、「モヤモヤした気持ちがある程度はスッキリした。かけて良かった。」と思いました。
電話相談をして変わった部分を「気持ちの面」と「子育て支援の面」でまとめてみます。
気持ちの面
- 言葉に出すと自分がどんなことにイライラして怒ったのか、客観的に見つめ直せた
- 止められないイライラがある状況を分かってもらえて心が軽くなった
- 他の親も同じ状況で電話することがあると知って、一人じゃないと思えた
- 否定も肯定もせず聞いてもらえて、自分を責めすぎずに済んだ
- 電話相談が気軽にできる、心のハードルが下がった
子育て支援の面
- 1~2ヶ月に1度、電話または家庭訪問をして状況を確認してくれるようになった
- 子育て支援課、保健師さんの担当が固定化した
- 行政がやっている支援事業について教えてもらえた
電話相談をしようと思ったワケ
子どもに怒鳴った自分に自己嫌悪し、後悔や悲しさを心の中に留めておくことが辛かったからです。
とにかく誰かに聞いて欲しくて電話できる相手を探しました。誰がいいか?と探しているときに藁にもすがる思いで市の子育て支援課に電話。

夫や母には言いたくありませんでした。
本当は怒鳴りたくないのに、自分をコントロールできず怒鳴ってしまう状況を理解してもらうのが難しいからです。
話すなら第三者で、子育てについて知識を持っている人…という条件が自分の中であり、市の子育て支援課に電話する結果になりました。
電話相談の窓口はどこを選んだ?
上記のように市の子育て支援課を選びました。
理由は以下の通り。
市の子育て支援課を選んだ理由
- 無料
- 「電話相談」と検索したとき上の方に出てくる
- 身近で何かあったら自宅まで来てくれる可能性が高い
民間で有料の電話相談を受けているサービスは多数ありますが、どれも有料。
予約する必要があり、辛くて今すぐにでも話を聞いて欲しいタイミングでは利用が難しく選択肢には入りませんでした。
電話相談のメリット
電話相談のメリットをまとめてみました。
今すぐ誰かに話を聞いて欲しいとき
手元に電話さえあれば、すぐに話を聞いてもらえます。
【イライラしながら自己嫌悪に陥っている自分】と【イライラの対象になっている子ども】が2人きりでいても解決のための話し合いはできないし、むしろ火に油を注ぎかねません。
その場ですぐに自分の感情を落ち着かせてくれる大人と話すためには電話はとても有効でした。
夫が帰ってくるまで待ったり、友達と会う約束して、約束の日まで待って、やっと話す…なんてやってられません。
今この瞬間の感情を誰かに聞いてもらいたいとき、電話相談があってよかったと思いました。
夫や母など身内ではなく第三者に客観的に話を聞いてほしいとき
夫や母親にイライラしたことや怒鳴ったことは話したくありません。
怒鳴られた子どもの心配(するのはもちろんですが)だけで、私がどうして怒鳴るに至ったのかを聞いてもらえないからです。
自分も怒鳴りたくはないし、子どもに怒鳴るなんて信じられないと思っているのにさらに夫や母親から責められたら自分の心の拠り所がなくなってしまいます。
一方、子育て支援課の担当者なら第三者の立場で客観的に話を聞いてくれます。
明確なアドバイスがほしいとき
子育て支援課はたくさんのママ(パパ)の話を聞き、問題に対処している「経験値」があります。
多くの親子関係の問題パターンから問題解決するための一番良い策を提案してくれます。
子育て支援の情報がほしいとき
子育てに行き詰まったとき、悩みを相談するだけではなく子育てが少しでもラクになるように行政が行っている支援の情報を教えてもらえます。
電話相談のデメリット
一方、電話相談のデメリットです。
電話をかけるまで勇気がいる
電話は心理的なハードルが高く、本当は苦手です。
誰かに話を聞いて欲しい、でも子どもを怒鳴ったなんて人に言って責められたくない。
初めて電話をかけるまで何度もためらいました。
電話番号を入力し、あとは受話器ボタンを押すだけ…を5回ほど繰り返し、やっと電話をしたくらいでした。
行政は平日の決まった時間のみ
平日の8時30分~17時までが役所の営業時間。
平日に電話したいときは良いのですが、土日祝に電話をかけたい!となったときすぐに掛けられず、イライラした気持ちを数日は持ち越すことに。
夜間に掛けたいときも、もちろん掛けられません。
行政はなかなか繋がらない番号もある
市のHPに載っている電話番号でも、カウンセラー協会やNPO法人が運営している窓口は繋がりにくい傾向があります。
勇気を出して電話しても繋がらなかったとき、見放されたような気になり余計落ち込むこともありました。
せっかく掛けるなら1発で繋がる電話がいいです。
民間はお金がかかる
思いつきで話を聞いてもらうのにお金がかかると心理的なハードルがさらに高くなります。
しかも通話料以外にかかるカウンセリング料は割高。
子育てのイライラを解消したいときに有料の電話相談はかける気になりませんでした。
どんな人が出るか分からない
顔も分からない相手に自分の胸の内を相談するのはとても勇気が要ります。
どんな環境で、どういう感情で聞いているのか…声からでしか判断することができません。
「はい、○○課の▲▲です。」の声色1つで「この人とは話せそうかどうか」印象が決まってしまいます。
相手によっては自分が話を聞く側になってしまい、スッキリするまで話せない
電話に出る人によっては心のモヤモヤが晴れないことも。「自分が話をしたいタイプ」の人に当たってしまうと、電話を切ったあとに「あれ…?あんまり話せなかったな。」と感じることが数回ありました。
悩みに悩んだ電話相談。
電話をすればスッキリするのは分かっていても、以下の理由で電話相談をためらいました。
頭がグチャグチャで上手く話がまとめられず、伝えられるか不安だった
起こった出来事を伝えるにも、「家族構成?生活環境?どこから話せばいいの?」と悩みました。
話を正確に分かってもらいたいけど、イライラして頭の中がグチャグチャな状況で相手が分かるように伝えられるかが不安でした。
話をちゃんと聞いてくれるか不安だった
「そんなの子育てをしていればよくあること」とか「お母さんが頑張らなきゃ」なんて言葉を聞きたくて電話をしているわけではありません。
子どもへの対応が良くないことは自分でも分かっています。
それでも、怒鳴ってしまった後悔を誰かに聞いてもらいたくて電話をしているんです。
私の立場を踏まえた上で話しを聞いてくれるか、とても不安でした。
話したところで今の自分の育児がすぐラクになるわけではないと思っていた
話をしたところで、その場に駆けつけて子どもの面倒を見てくれるわけではありません。
子どもと離れたい、少しでも自分の時間が欲しい、という願いは電話じゃ叶わないと思っていました。
ところが、電話をしてみると子どもが話しかけたりしてきますが、意識は電話口に向かい少し子どもの存在を忘れることができました。
ほんの数十分でも子どもから意識が逸れ、精神的に休憩できたのです。
まだ自分のツラさなんて他の人と比べたら甘いんじゃないかと思っていた
「これくらいで弱音を吐いていられない。もっと大変な人もいっぱいいる。」と自分の限界と他人の限界を比べてしまい、電話相談するのをためらっていました。
だけど、感じるべきは「自分がどこまで頑張ったかです。」
自分がツライと思ったらそれは助けてのサイン。
出さないと後々もっと悪い状況になってしまうと思いました。
虐待と思われないか不安だった
怒鳴ってしまったことを自分で公にするのはとても不安でした。
虐待への関心が高まっている昨今、怒鳴ってしまったことが児童虐待とみなされて子どもと引き離されてしまうのでは?という考えも頭に浮かびました。
実際は「虐待」と疑われるような質問などされることもなく、お話を聞いてもらえました。
まとめ:状況は変わらないと決めつけず、お試しの気持ちで電話してみたら味方ができた!
「悩んだら相談を」と簡単に言いいますが、心のハードルがいくつもあり掛ける勇気が必要な電話相談。
でも、よくよく考えたらその「心のハードル」って自分の中で勝手に作り上げた考えなんですよね。
ツラい状況にいて、「どうにかしたい」のにストップをかけてしまう。
「分かってくれないかもしれない」
「相談しても変わらないだろう」
ですが、断言します。
人に話すことで状況は変わります!
頭の中でグルグル回っているモヤモヤした気持ちを外に出すだけでスッキリし、「子どもから離れたい、声も聞きたくない」状態を抜け出せると思います。
そこからまた動き出せばいい。
私もすごい悩んで悩んで悩んだ結果、電話相談をしましたが、して良かったと思います。
いざとなったら「あの人に掛ければ話を聞いてもらえる」相手がいるのは心強いです。
以上、私が市のこども支援課に電話した話でした。